2017年 10月 01日
乳房全摘手術のダメージ①
ただし、個人的な体験をベースにしているので、参考にならない点も含まれます。
一つの情報として受け止め、ご自分で考えて判断してくださいね。
乳がんは、それほど進行していない場合であっても
全体に散らばっている、多発性であるなどの理由で、全摘手術になる時があります。
私の場合は、片側の腫瘍が大きく多発性でもあったので止むをえませんでした。
腫瘍が両側にあったので、将来同じようになるからと主治医から(勝手に)予測され、
乱暴にも手術前日に両側全摘を勧められました。
当時は標準治療に抵抗感が強く、手術さえギリギリ受け入れられた心境だったので、
片側全摘+部分切除のままで押し切りましたけれど。
近年の治療に関する「説明と同意」とはほど遠いんですが
従来の「先生におまかせ」流になれた主治医だと
似たような経験をする方がおられるかもしれませんね。
部分切除であっても、ダメージは大変なものですが
全摘手術のダメージは、比べものにならないくらい大きいと感じました。
特に手術によるものと、切除による腕・肩などへの後遺症ですね。
手術の最初に静脈から点滴で麻酔を打たれて
全身麻酔で手術は行われます。
全身麻酔は、脳や心臓など身体に大きな負担となります。
ほかには、手術中に気道を確保するために、のどに太い管を挿入されます。
手術中は感じなくても、麻酔が切れてくると、のどの痛みを感じます。
これも結構なダメージだと思いました。
乳房は、身体の一部ですし、女性らしさの象徴ですから
それを失ったことによるショックや悲しみも経験される方がほとんどだと思います。
私は病気になったことで、結構泣いたりわめいたりしていたので(笑)
手術後の身体を見ても、それほどショックを受けませんでしたが
それでもしばらくの間は、片胸を失ったことが悲しかったです。
全身麻酔を伴う手術は、体力的にかなり消耗させられます。
私の実感ですが、手術直後は交通事故で車にはねられたように感じました。
それくらい大きなダメージを受けたなと思いました。
私は仕事を辞めたので休養する毎日でしたが、それでも通勤できるくらい
体力が十分戻るまでに半年以上かかりました。
手術によるダメージは、思った以上に大きかったです。
特に仕事に復帰される方は、余裕をもって計画をされることをお勧めします。
by ikiikikarada
| 2017-10-01 22:00
| がん
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