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いきいきからだほぐしの会 ikiikikara.exblog.jp

2015年夏 両側乳がんステージ3、術後標準治療を受けず、代替治療などで歩んできた記録です


by tambo

乳房全摘手術のダメージ③

さて、シリーズ3回目です。
がんの診断を受けるとたいていの場合、治療法は手術と決められます。
しかも「早く手術しないと広がる」と脅されるので、恐怖心でいっぱいになり、
手術を受けることばかりに意識が向いてしまいます。
手術後の生活をイメージすることなく、手術を受けてしまった人は多いのではと
思います。

私の場合は、手術前日に手術の方法は説明を受けましたが、
後遺症については全く説明がありませんでした。
手術後、身体の違和感が長く続き、先が見えない感じが苦しかったです。





先に、手術で傷ついた組織は縮む性質があるので
身体がぐっと固くこわばった状態になると書きました。

それでも、手術から1ヶ月、3ヶ月…と日がたつにつれ、身体が少しずつ緩んできます。
半年、1年となるとぐっと大きく変化を感じられるようになりますよ。

私の場合は五十肩も同時に起きてしまい、半年くらいは肩が熱っぽかったので
無理して動かさないことと、重い荷物をもたないようにしていました。
リュックは肩に負担がかかるので、避けた方がいいと思います。

さらに抗ホルモン治療による手のこわばりもあって
なかなか回復は感じられませんでした。


3か月間までは
整体師さんによると、手術から3ヶ月間は施術を受けないのがいいようです。

身体を元に戻さなきゃ」とあせる気持ちになるかもしれませんが
いろんなダメージから回復するのには時間がかかります。
ゆっくり休ませるのが大事な時期です。

身体は必ず良くなる方向へ進んでいますので
目に見えない変化はなくても大丈夫。あせりは禁物です。

自分で腕~肩~腋の下、胸にかけて、ゆっくり手をあてるだけでもいいと思います。
軽くマッサージするのもいいでしょう。

手をあてて温めてから、肩を前後にゆっくり回したり、上半身のストレッチ、
肩甲骨を寄せるようにするなど、無理のない範囲で動かせればいいと
思います。
毎日の生活で腕は結構動かすので、動きを少し広げる程度で十分と思います。
身体はつながっているので、腕以外の部分のストレッチなども
回復にいい影響をもたらします。

私の場合、腕のストレッチのほかに、手術の傷がきれいになるかなと、
手術の2週間後くらいから、ひまし油をすり込んでマッサージしていました。
そのせいか、傷の治りは順調だったと思います。(自己判断でお願いしますね)


半年たつと

ぐっと緩みやすくなってきますので、全身のストレッチを心がけるといいと思います。
テニスボールを腕の下において転がしたり、壁に手をあててストレッチするなど。
無理のない範囲で、毎日少しずつでOK。

時にプロの施術を受けてリラックスするのもいいですね。
もちろん、気功クラスにお越しいただくのもいいと思いますよ~^^

私の場合、肩と腕がよく動かせるようになるまでに
10か月くらいかかっています。
皮膚の感覚はなかなか戻らなくて、無感覚の範囲も広かったですが
だんだんと気にならなくなってきます。

感覚が戻ってくるのもあるでしょうし、慣れてしまうからかなと思います。

2年経過して
肩も腕もすっかり元通り! ^^v
皮膚の無感覚な感じはまだ残っていますが
慣れたこともあり、それほど違和感はありません。
この夏は、手術の傷のあとがかゆくなることが多かったです。
回復して汗がかけるようになってきたからかなぁとうれしかったです。




by ikiikikarada | 2017-10-03 20:00 | がん | Comments(0)